お母さんが読むだけで、子どもの算数や数学の成績が上がるブログ

~ 算数の優しさや不思議さ、そして、アドラー心理学へ ~

【エッセイ】ミモザの日に感じたこと ~ 数の世界の出版に際して ~

「数ってなんだろう?」

そんなことを考えたことはありますか?

普段、身近にある「数」ですが、どこから来て、どこへ向かっているのでしょうか。とても不思議です。

私は、はるか古代メソポタミアの数に始まり、現代の最先端の数まで、五千年の数の広がりを詰め込んだような本を書きたいと思っていました。

そのような本は、なかなかないからです。

そんなことを、おぼろげながら考えていたところ、 偶然、出版社の方に声をかけていただき、この度出版することができました。

 

『数の世界』

ブルーバックスシリーズ、講談社

 

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最初は読み物のように読みやすいのですが、だんだん難しくなってきて、最後の方は現代数学で扱われている「数」の話題へと入っていきます。

この本を通して、五千年の「数」の香りを感じていただけたら、という思いがあります。

 

この本では高校の数学についても丁寧に説明しましたので、高校生の方が読んでも勉強になると思います。

また、中学3年生の3月頃に、高校数学の予習もかねて読むのもいいと思います。

 

数に興味のある方、数学の香りに触れたい方、高校生や中学生の方・・・

そんな方々が、この本を通して数学的な感性を身につけていただけたら幸いです。

 

そんなことを思っていたら、

 豊橋で制服を販売されている株式会社ノズエの取締役 満田真澄さんが私の本を10冊も購入してくださり、豊橋で配ってくださっていると知りました。

真澄さんは3月8日、ミモザの日」ミモザと私の本の記事を facebook で紹介してくださいました。

黄色いキレイなミモザのお花の下に私の本を積んで撮影してくださいました。

真澄さんのお気持ちがうれしくて、私は胸がいっぱいになりました。

 

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~ 以下、満田真澄さんの記事を引用させていただきます ~

 

3月8日、国際女性デー。

別名、ミモザの日らしいです。

お友達のお花屋さんから、ミモザの苗が入ったょーという事で、大きな鉢に植え替えしようと思ったら、土が足りなかったー。

 

また、来週ね。

来年には、花を咲かせてくれるかな。

 

少しずつお気に入りの木や花を育ててます。

おばあちゃんや母が庭木をいじるのを、『ババ臭い』と思っていたのに、(なんだかどんどん増えてゴチャゴチャ感あったし)

でも、結婚して、記念に木を植えてから、あぁ、こんな木が欲しい。とか、こんな花があったらいいなと思う。とか、いつでも移動できる様に鉢植えで育てる様にしていますが、(直に植えて無いので、枯れることもしばしば)確実に植木鉢増えてます。

そして、今は、おばあちゃんの気持ちがよく分かる。

 

松岡学先生にお願いしていた本が、サイン入りで届き、いつもお世話になっている本好きの方や、ちょうどいいお年頃のお子様のいるお友達に、プレゼントをさせていただいてます。

受け取ってくれたお友達からは、ちょうど休校中だから読み始めたよ〜と、メッセージもらったり、なんだか、ほっこりする週末でした。

 

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~ ~ 引用ここまで ~ ~

 

ミモザの日について、あまりよく知らなかった私はさっそく調べてみました。

ミモザの日は、国際女性デーをイタリアで「女性の日 (Festa della Donna)」(別名「ミモザの日」) と呼び、女性に感謝の気持ちを伝えるためにミモザを贈るようになったのが始まりだそうです。

第二次世界大戦が終わって、初めて迎える1946年の女性の日に、イタリアで始まったといいます。

平和への願いを感じる素敵な日だと思いました。

イタリアでな、普段から花を贈る習慣が根付いていて、街のいたるところに花屋さんがあるといいます。

そんな素敵なミモザの日に、真澄さんが私の本の記事をアップしてくださいました。

ちょうど私が東京でアドラー心理学を学んできて、京都に帰ってきたときでした。

 

そういえば、心理学者のアドラー第一次世界大戦が終わったとき、もう二度とこのような悲劇が起こらないように、平和な世界が訪れますようにという想いを持ち、アドラー心理学の普及に努めました。

 

ミモザの日、アドラー心理学、平和への願い・・・

 

そんなつながりを感じました。

私はミモザ花言葉も調べてみました。

ミモザ花言葉「感謝」だそうです。

他にも、「思いやり」「秘密の恋」「豊かな感受性」「神秘」などの花言葉もあるそうです。

 

今回、私は初めての記念すべき出版です。

そのことを自分のことのように喜んでくださり、振る舞ってくださる真澄さんに、感謝の気持ちで満たされました。

 

先日、私から真澄さんへ感謝の気持ちを込めて贈呈させていただいた本には、2月9日の日付けでサインをさせていただきました。

2月9日は令和2年で初めての初午の日、五穀豊穣を願う意味合いがあるそうです。

そして、真澄さんも旦那さまも午年だとお聞きしていたからです。

 

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そういえば、真澄さんの facebook のコメント欄で次のような言葉を見つけました。

 

 

文系理系関係なく、生きてく上で数を把握することは大切だと思うし、

数の意味とか考えたことが無かったけど、

この本に書いてあるのかな??と思ったり。

私も、ゆっくりだけど読んでいこうと思います。

 

 

このコメントを読んで、本当にそうだなぁと感じました。

文系だから数学は関係ないとか、理系だから数学が試験に出るから勉強するとか、そんなことは関係ないと思うのです。

数学は生きていくうえで大切な「知性」を養います。

そんなことを感じたミモザの日でした。

 

 

※ 算数・数学コラム集はこちら。

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執筆者 : 松岡学

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