ママの算数への気持ちで、子どもの成績が上がるとしたら?
子どもが算数を苦手にならないかどうかって、気になりますよね。
やはり親としては、
「子どもにしっかりとした算数力が身についてほしいなぁ」
という願いがあります。
算数や数学って嫌いになりやすいからです。
しかも、算数は積み重ねの教科です。
習ったことを積み重ねていくので、一度分からなくなると、ついていけなくなってしまいます。
なかなかやっかいですね。
だから多くの人が算数や数学で苦しい思いをしているのだと思う。
では、子どもの算数力を伸ばすには、どうすればいいでしょうか?
今回はそんなことを考えてみましょう。
実は、、、
ママの算数への気持ちが子どもに無意識のうちに影響します。
ママの何気ない一言って、大きいのですね。
私にもそんな経験があります。
私がまだ小さかった頃、うちの母が
「駅の近くのメリーのケーキは美味しいね」
と、何気なくつぶやきました。
メリーというのは、私の地元のケーキ屋さんの名前です。
あまりケーキに興味のなかった私は、母の言葉に何の反応もしませんでした。
が、、、
心の中では、
「そうなんだ。メリーのケーキは美味しいんだ」
と感じていました。
そしてその後、駅の近くを通るときは、メリーのことが気になりました。
不思議なものですね。
ママが何気なくつぶやいたことでも、子どもは意外と覚えているものなんです。
そう思うと、算数も同じなんです。
難しい
嫌い
大嫌い!
ママが算数に対して、そんなネガティブなイメージを持っていたら、
それは子どもに伝わってしまいます。
どうかポジティブな気持ちで算数と向き合ってほしいと思います。
だから、ママも子どもと一緒に算数を楽しめたらいいですね。
これは、子どもと接するときも同じです。
子どもに対して、出来るだけいいところな気を見てあげましょう。
ネガティブな気持ちを子どもにぶつけたら、子どももいい気はしないですからね。
あなたはどうですか?
普段から、子どものいいところを見てあげていますか?
一度、振り返って見てください。
アドラー心理学では、「相手のポジティブな面を見る」ということを大事にします。
私が子どもの頃は、スパルタ教育のような厳しい指導が多かったような気がしますが、今はそんな時代じゃないと思う。
優しい接し方が大切なのです。
今、アドラー心理学が世間で広まっているのは、そんな時代の空気と一致しているからだと感じています。
ただ、、、
人って悲しい生き物で、自分が経験した指導法を、そのまま子どもにも実践してしまうものなんです。
私も最近、小学校ではあまりマラソン大会をしていないと聞いて驚きました!
私が小学生のときは、冬になればマラソン大会! と決まっていたからです。
寒い中、小学校の近くの道路を長距離走りました。
私自身は足が速かったわけでもなく(どちらかというと遅い方)、長距離を足るのはつらかったのですが、、、
もし、歩いたりしたものなら、先生に厳しく叱られるので、頑張って走っていました。
今となっては懐かしい思い出です。
ところが、最近の小学校ではマラソン大会自体をあまりしないみたいですね。
理由は、
学校の外の道路を走るのは危ない
ということ。
じゃあ、運動場をグルグル走ったら? とも思うのですが、そんなことをしていたら、
授業時間が確保できなくなってしまう
ということだそうです。
それに、もしマラソン大会をしたとしても、昔のように歩いても怒られません。
むしろ、、、
無理して走らずに、えらかったら歩いてね
という優しい対応をしてくれます。
時代は変わったのですね。
だから、そんな時代の変化にもちゃんと適応して、親は子どもに接する必要があるのです。
これは、「いい・悪い」ではなく、時代の価値観が変わったということです。
もちろん、この先、さらに時代の価値観が変わることもあります。
そんな時代の変化を受け入れましょう。
そして最後に、強い気持ちを持ちましょう。
子どもの成績が心配な気持ちも分かりますが、
ママが心配しすぎていたら、それは子どもに伝わります。
あまりオロオロした姿を子どもに見せたくないですね。
世の中、どんなことでも同じで、
うまくいかないのでは、と心配していたら、
うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
ですから、
気持ちを強くものことが大事なのです。
算数というと、
計算や公式が思い浮かびますが、
計算や公式に心をざわつかせずに、
前向きな気持ちで、お付き合いしたいものです。
私が大学院生時代よく聴いていた小沢健二さんの
「強い気持ち、強い愛」
という曲があります。
強い気持ち 強い愛
心をギュッとつなぐ
幾つの悲しみも残らず捧げあう
今のこの気持ちほんとだよね
素敵な歌詞ですね。
私もこんなふうでありたい。
数学に対しても、普段の生活においても、、、
小沢健二さんの楽曲は、
メロディアスでポップ!
それでいて、
洋楽のテイストを感じるセンスのいいサウンド。
そんなところが、私は大好きです。
私は大学院生の頃、名古屋のアパートに住んでいました。
最初はテレビもなく、音楽を聴きながら数学をするのが何よりも楽しみでした。
当時、数学をしながら、小沢健二さんの曲をよく聴いていました。
洋楽センスのつまったポップな小沢健二さんの楽曲は、今聴いても色あせていないと思います。
というわけで、
ママの気持ちが変われば、子どもの算数も変わります
あなたも一緒に、算数を楽しみましょう。
※ 算数・数学コラム集はこちら。
執筆者 : 松岡