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たし算で10をつくる

小学校に入ったら、最初にたし算を習いますが、
「たして10を作る」 練習はとても大事なのです。

このことを 「10の補数」 といいます。

 
たとえば、

2に対しては8
4に対しては6
7に対しては3

となります。


式で書くと次のようになります。

1+9=10
2+8=10
3+7=10
4+6=10
5+5=10
6+4=10
7+3=10
8+2=10
9+1=10


これは計算の基本となるので、

3+□=10
□+8=10

のようにして、しっかり練習しましょう。

 

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たして10

 

  
大人からみると当たり前に見えるかもしれませんが、

実は、


大人は無意識のうちに10の補数を使っているのです。

 


8+5を計算するときどうしますか?

大人は瞬時に13と出てきますが、
頭の中の計算の仕組みを考えてみると、

 

 8+5

=8+2+3

=10+3
=13

というように、

5を2と3に分解して、
8+2=10を作って、
そこに3を加えることで13としているのです。

つまり、繰り上がりの計算をするときに、


無意識のうちに

「8+2=10」

という10の補数を考えているのです。

 

ひき算の繰り下がりでも10の補数を使います。
このように、10の補数は算数において重要なテーマなのです。

 


まとめると、合言葉は 


「たして10」

 

ということです。

 

 

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